韓国語の文字であるハングルは表音文字、発音記号です。子音と母音の組み合わせでできていますが、一体いくつの文字があるのでしょう。

ここでは、だいたいの数を考察してみました。

ハングルの仕組み

ハングルを理解するために、日本語をローマ字で考えてみましょう。

「さ」は「sa」、「に」は「ni」ですが、このときの右側[a,i,u,e,o]を母音(ぼいん)と言い、左側の[k,s,t,n,h,m,y,r,w,g,z,d,b,p]などを子音(しいん)と言います。

ハングルは、子音と母音の組み合わせです。

「s」が「ㅅ」、「a」が「ㅏ」、合わせて「사」

「n」が「ㄴ」、「i」が「ㅣ」、合わせて「니」

のような感じです。


この「子音+母音」にもうひとつ「子音」をつけることができます。

例えば「sa」に「m」をつけて「삼」、「ni」に「k」をつけて「닉」と表記することができます。

この、「子音+母音」につけた最後の「子音」を「パッチム(받침)」と言います。

「パッチム(받침)」は「支え」とか「下敷き」という意味で、必ず「子音+母音」の下につけます。



サンプル画像

ハングルの子音と母音の数

ハングルには基本の母音が10個、合成母音が11語、計21個

子音は「平音」9個、「激音」5個、「濃音」5個、計19語

あります。

これがハングルの文字を作る基本のパーツの数です。



理論的に可能な組み合わせの数

母音が21個、子音が19個なので、この組み合わせだと文字の数は21×19=399

ここにパッチムをつけると、399×19=7581

更に、パッチムがふたつある特殊な形が日常使われるものに42あるので、

399+7581+42=7623

理論上は7629種類の組み合わせが可能となります。


関連記事 : 「ハングル」二重パッチム一覧



実際には使われない組み合わせがある

合成母音は限られた子音としか使われないものが多く、「쥬」「죠」は「주」「조」 と発音が同じなため、単独では使われるものの、パッチムをつけた形ではほぼ使われません。

また、子音は19ありますが、パッチムでは同じ音になるものが多く、パッチムとしては7つになるため、主に代表的なものが用いられ、激音や濃音はパッチムとして使われるケースがかなり限られます。例えば「ㄱ、ㅋ、ㄲ」はパッチムでは同じ音になり、「ㅋ、ㄲ」はパッチムで用いられることは限定的です。。

そこで、母音10個と合成母音7個、子音19個、パッチム7個で計算し、一旦省いたものを足したり、入れすぎた分を引くと、

17×19×7-28+42+α=2275+α≒2300

実際に存在しうるハングルの組み合わせの数は約2300種類 です。


この2300という数字は可能性としての数で、無理な発音をするものも含まれており、日常使われる組み合わせはずっと少なくて1500種類ほどと思われます。


まとめ

ハングルの文字は子音と母音の組み合わせからできていますが、その組み合わせの数は「子音+母音」「子音+母音+子音(パッチム)」「子音+母音+子音×2(二重パッチム)」で7623種類の組み合わせが理論上は可能ですが、実際には存在しない組み合わせもあるため、存在しうる組み合わせは2300程度となります。

また、日常使われている組み合わせはこれよりもずっと少なくなります。


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